ハムスターの目に出る症状で病気を見極めよう。

ハムスターの病気は身体の小ささから、
あっと言う間に進行してしまいます。

 

普段からよく観察しながら気になるところを
見つけたらすぐに動物病院に行きましょう。
可能であれば、定期的に体重を図ったり
飼育日記をつけてあげる事が大切ですね。

ハムスターの目に出る症状一覧

アレルギー性皮膚炎

症状が出る場所 ⇒ お腹、わき腹、胸に脱毛と発疹が出来る。症状は広範囲にわたり痒みも伴います。人間のアトピー性皮膚炎のようなべたつきがあります。
原因 ⇒ スギやパイン、シダなどの床材や食べ物にアレルギー反応を示す事があります。タバコの煙、香水、ワックスなどが原因の場合もあります。肥満のハムスターは発症する確率があがります。。
自宅での処置方法 ⇒ アレルギー反応が出ない床材や牧草を使用する。ケージ内もキレイな状態を保つ。食事はバランスよく偏らない事。
予防方法 ⇒ アレルギーの可能性があるアイテムを使用しない。人工的な香りのきついもの使用もさけて原因を探りましょう。症状が出たらひどくならないうちに獣医さんに皮膚炎を治療する薬を貰いましょう。

 

眼球出血

症状が出る場所 ⇒ 目が赤くなる。視力の低下。
原因 ⇒ 落下や衝突により目を打撲する。
自宅での処置方法 ⇒ 冷やす。または病院へ。
予防方法 ⇒ 安全面を気にした配置にする。

 

眼球打撲

症状が出る場所 ⇒ 目が赤くなる。目が大きくなる。視力低下。
原因 ⇒ 落下や衝突による打撲。
自宅での処置方法 ⇒ 冷やす。または病院へ。
予防方法 ⇒ 飼育環境の改善。

結膜炎・角膜炎

症状が出る場所 ⇒ 涙や目ヤニがたくさん出ます。ハムスターが目を気にしてひっかくので、放っておくとどんどん症状がひどくなります。
原因 ⇒ 床材によってアレルギー反応を起こしたり、細菌に感染する事で起こります。また、トイレの砂やゴミやホコリが目に入ってしまい目をこすってるうちに角膜や結膜に炎症が起こります。
自宅での処置方法 ⇒ 細菌感染を防ぐために抗生物質の点眼薬を差します。症状が重いと内服薬も必要になります。
予防方法 ⇒ アレルギーの原因となる床材やトイレの砂などをケージ内に使用しない。またケージの清掃の回数を増やしたり、アルコール消毒や熱湯消毒も取り入れる事。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

症状が出る場所 ⇒ まぶたや結膜に腫瘍が出来る。赤く腫れる。
原因 ⇒ 細菌感染。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ 飼育環境や衛生面を気にする。

 

核硬化症(かくこうかしょう)

症状が出る場所 ⇒ 目の白濁。目ヤニ。
原因 ⇒ 老化や遺伝。糖尿病や内臓疾患の可能性も。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ 栄養面を気にする。コントロールする。

 

白内障(はくないしょう)

症状が出る場所 ⇒ 目の水晶体が真っ白に濁り、視力が低下したり目ヤニが出ます。失明する事もあるので症状を見つけるとすぐに病院に行く事をおすすめします。
原因 ⇒ 一般的には老化や遺伝。糖尿病や内臓疾患の可能性もあると言われています。
自宅での処置方法 ⇒ なし。現在、ハムスターの白内障は治療法が無いと言われています。もともと視力が悪くにおいやひげで状況を確認する生活をしてるので目が失明してもそれが原因ですぐに死ぬ事はありません。
予防方法 ⇒ 糖尿病や内臓疾患にならないような栄養バランスの取れた食事を与える事。また適度な運動が出来るような環境づくりを徹底し、老化を遅らせる事で白内障を予防できる。

 

緑内障(りょくないしょう)

症状が出る場所 ⇒ おう吐。
原因 ⇒ 遺伝。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ なし。

 

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

症状が出る場所 ⇒ 目ヤニ。まぶたが腫れる。目が開かない。
原因 ⇒ 体質。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ なし。

 

マイボーム腺腫(まいぼーむせんしゅ)

症状が出る場所 ⇒ 目ヤニ。まぶたが腫れる。目が開かない。
原因 ⇒ 体質。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ なし。

 

眼球突出(がんきゅうとっしゅつ)

症状が出る場所 ⇒ まぶたから眼球が飛び出す。長い間放置してしまうと失明する事もある。
原因 ⇒ ハムスターの首筋を長い間掴んでいると、興奮状態になり眼球が飛び出します。また、結膜に膿がたまると眼球が押し出されてしまう事もあります。
自宅での処置方法 ⇒ うみによる場合はすぐに病院で膿を取り除く手術が必要。眼球が乾いてしまった時は人工涙液の点眼で乾燥を防ぎましょう。また抗生物質で感染を防ぎましょう。
予防方法 ⇒ 細菌が目に入らないようにケージ内を清潔に保つ必要があります。眼球にくっつくような砂や床材の使用はNG!また外傷の可能性もあるので高い所からの落下などに気を付けた配置にしましょう。

 

過長歯(かちょうし)

症状が出る場所 ⇒ 食事ができない。口が閉まらない。
原因 ⇒ 不正咬合。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ かじれるものを撤去。

 

歯周病(ししゅうびょう)

症状が出る場所 ⇒ 歯ぐきから出血。よだれがたれる。
原因 ⇒ ケージなどをかじった時に歯ぐきに傷ができ、細菌感染する。
自宅での処置方法 ⇒ 軽症なら自然完治。重症なら病院へ。
予防方法 ⇒ 飼育環境を整える。

 

歯肉炎(しにくえん)

症状が出る場所 ⇒ 歯ぐきから出血。よだれがたれる。
原因 ⇒ ケージなどをかじった時に歯ぐきに傷ができ、細菌感染する。
自宅での処置方法 ⇒ 軽症なら自然完治。重症なら病院へ。
予防方法 ⇒ 飼育環境を整える。

 

風邪

症状が出る場所 ⇒ くしゃみ。鼻水。目ヤニ。呼吸が荒い。
原因 ⇒ 気温の変化が激しい。不衛生な環境。
自宅での処置方法 ⇒ ビタミン剤を飲ませる。
予防方法 ⇒ 部屋の温度を安定させる。

 

結膜膿瘍(けつまくのうよう)

症状が出る場所 ⇒ 目ヤニ。涙目。
原因 ⇒ 細菌感染。
自宅での処置方法 ⇒ 目薬。
予防方法 ⇒ なし。

 

細菌性呼吸器感染症

症状が出る場所 ⇒ くしゃみ。鼻水。せき。目ヤニ。
原因 ⇒ インフルエンザなどのウイルス。レンサ球菌。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ ケージ内の温度管理。

 

肺炎

症状が出る場所 ⇒ くしゃみ。鼻水。せき。目ヤニ。
原因 ⇒ インフルエンザなどのウイルス。レンサ球菌。
自宅での処置方法 ⇒ なし。病院へ。
予防方法 ⇒ ケージ内の温度管理。

関連ページ

ハムスターの全身に出る症状一覧
初めてでも失敗しないハムスターの選び方や食事、掃除や家の作り方など、ハムスターの飼う時に知っておきたいキホンを紹介しています。
ハムスターの口に出る症状一覧
初めてでも失敗しないハムスターの選び方や食事、掃除や家の作り方など、ハムスターの飼う時に知っておきたいキホンを紹介しています。
ハムスターの耳・鼻に出る症状一覧
初めてでも失敗しないハムスターの選び方や食事、掃除や家の作り方など、ハムスターの飼う時に知っておきたいキホンを紹介しています。
ハムスターの手足に出る症状一覧
初めてでも失敗しないハムスターの選び方や食事、掃除や家の作り方など、ハムスターの飼う時に知っておきたいキホンを紹介しています。
ハムスターの腹・お尻に出る症状一覧
ハムスターの腹・しりに出る症状一覧